インド　デリーで宿泊するのにオススメのエリア

知らない土地に行くときの宿探しは楽しくも有り、めんどくさくもあります。

中でも土地勘のない場所でいい場所（観光しやすく、食事するところも近く、ついでにコンビニやスーパーが近くにあればなおよし）のホテルを探すのは困難を極めます。

booking.comのようなホテル予約サイトは設備などホテル内部情報での検索こそできても、どの立地が自分たちの旅行スタイルにあった場所なのかまでは教えてくれません。

それでも交通の便が発達している土地ならまだいいですが、インドのような土地だとリクシャーなどの交通手段を使うしかなく、それらは観光客からのぼったくりもまだまだ根強く残っていて利用するにも一苦労です。

一度行って街を歩いて初めて土地勘がつき、次はもっとこんな所に宿をとりたいなと思ったことは旅する人なら誰しもあるはず。今回はインドはデリーのそんな情報をお届けしようと思います。

パハールガンジについて

インドの安宿街といえばまずここです。旅行記などで探すと「メインバザーロード付近」と書かれるエリアは、ホテル予約アプリで探す地域名としては「パハールガンジ」です。

ニューデリーの駅もすぐ、地下鉄の駅もすぐ、メインバザーロードも近く、文句なしにここが一番宿を取る場所としては適切なように見えます。

しかし、実際に行ってみると、駅の周りには何もない、地下鉄のニューデリー駅に至っては通勤ラッシュの銀座線かと思うくらいの激混みで使えたもんじゃない、メインバザーロードなんてインド人が買物するような所でまともに食事できるところも殆ど無い、といった具合です。

とにかく安く泊まれればそれでいいという人なら１泊500円程度でいくらでも泊まれる宿があるのでいいと思いますが、我々のような夫婦旅の宿をとる場所としては適していませんでした。

インドの食マーケット事情

私が思う他のアジアの国々とインドが決定的に違う点は「スーパーマーケット」の少なさだと思います。

インドに行ったら誰もがお腹を壊すといいますが、我々も例外ではなくむしろ嫁が重度の食中毒にかかるという事態に陥り、食事を探すのにとても苦労しました。

胃腸が弱った時に食べられる清潔で胃に優しいものを買いたかったのでスーパーを探したのですが、ニューデリー駅周辺にはどこにもスーパーなんてものはありません。

ネットで調べてみても外国人が多く住むような郊外の南の方のエリアにはあるようでしたが、そんなに遠くまで行って、果たしてインドで目的のものが買えるかという不安もあり、なかなか行く勇気が持てません。

飲食店には刺激物の強いものしかないし、路店の果物もハエがたかりまくっているし、バナナくらいは買えますが、カットフルーツなんて買えたもんじゃありません。

オススメはコノートプレイス周辺

旅で一番重要になるのはなんといっても食事。インドのような夜出歩くには少々おっかない国では特に、宿の周辺に美味しい食事がとれるところがあるかは重要です。

私が思う宿を取るのにオススメの地区はニューデリー駅から少し南に下ったところにあるコノートプレイス（コンノート・プレイス）というショッピングモールの周辺です。

ここであれば食事はインド料理はもちろん、マクドを始めファストフード店もいくつもありますし、日本料理店もどうやらあるようです。

インド唯一？のコンビニチェーン24/7 コンビニエンスストアの店舗もありますし、インドで最近たちまち店舗数を増やしているおしゃれ系チャイ専門店chaayos（チャイオス）の店舗もあります。

ショッピングはもちろんのこと、ここからなら観光もインド門やインド大統領府は徒歩圏内です。タージマハルへ日帰り旅行したい場合も、2016年4月に運行開始したばかりの「ガティマン・エクスプレス」に乗るための駅はニューデリー駅ではなく結構南の方のハージラットニザマディン駅ですのでパハールガンジよりかは近いです。パハールガンジまでも10数分の徒歩圏内ですし、オートリキシャなどを使っても数十ルピーでこれる距離ですが、リキシャとの料金交渉の手間と心労を考えるとどうしても億劫になるような方は是非ともオススメだと思います。

また、空港まで行く際にUberを利用しようとしましたが、パハールガンジ内だとなかなか入り組んだ路地になっていてタクシーが来てくれないなんてこともありました。その店コノートプレイス周辺であればまだ安心かと思います。なお、コノートプレイス周辺の西側には薬局（Pharmacy）も複数ありますので、下痢（diarrhea）用の薬がほしい時もここで買えます。