ウユニ塩湖 現地ツアーに行く前に知っておきたい10のこと

サスケです。南米ボリビアウユニ塩湖と言えば近年日本人の間で非常に有名になった絶景スポットですが、実際に訪れるには日本からの距離とアクセスの悪さでなかなか根性の必要な場所であります。しかし訪れた者の全員が、写真と違わぬ・もしくはそれ以上の光景を目にし、きっと満足できる・期待にそぐわない名所と言えるのではないでしょうか。

さてそんなウユニ塩湖ですが、まず何と言ってもウユニに来る日本人の皆様方が見たいのは昼間の「鏡張り」と夜の「星空(宇宙)」。そして鏡張りが見たいなら利用する現地ツアー会社はホダカかブリサ。雨季のウユニは日本人がわんさかいる。トリックアートとりました。鏡張り、星空感動しました。そういう情報は溢れておりますが、どんな風にツアーに参加すれば満足度の高い体験が得られるのかを教えてくれる方は残念ながらあまりいらっしゃいません。

一大決心して取った休暇を使ってはるばる日本から地球の裏側までやってきた方、ウユニで本当に満足して帰りたい方へお届けします。

1.ツアーは通常パターンから時間をずらす

まず皆様に知っておいていただきたいのは、この現地旅行会社ホダカが提示するツアーの概要(時間表)です。

Daytimeが6時間あるのに他のツアーが5時間しかないのはなぜなのかよくわかりませんが、料金はFullday以外全て一律1人130ボリビアーノ(2017年1月現在約2,100円)。Fulldayのみ確か150ボリビアーノ

旅行者はこの表を見ながらいつ・どのツアーに参加したいかを選択します。ツアーと言っても御存知の通りランクルのチャーター(7人まで同乗可)でして、既に誰かが同じ日・同じ時間帯に予約をしていて空きがある場合はそちらにアサインされ、まだ同じ時間の予約がない、または予約があってもその車が既にいっぱいになっている場合、新しく自分たちの名前を書いた紙が張り出されます。

このうち、「Fullday+Sunset」と「Daytime」に関してはほぼそのままの時間で催行される場合が多いようです。

ポイントは「Starlight+Sunrise」「Sunset+Starlight」のツアーで、このままの時間で行く人はほとんどいません。例えば「Starlight+Sunrise」であれば3:00AM~8:00AMだとあまり星空を楽しむ時間がないため、これを2時間前倒し、かつ終わりを1時間伸ばした1:00AM~7:00AMにして行く方がほとんど。実際最も参加者が多いと思われる新月の日のこのツアーは1:00AMに出発した車が10台ほどありました。

同様にSunset+Starlightも16:00PM~21:00PMで行くと、日の入してすぐに帰る事になってあまりStarlightが楽しめないため、1,2時間後にずらして予約を入れる人がほとんどです。

まずは急かしてくるツアー会社のおばちゃん達をなだめながら壁に張り出してある予約表の時間をよく見て、どんな時間にすればいいのか、いい条件の予約がないかを確認しましょう。

2.トリックアートはiPhoneが吉

Uyuni

Daytimeのツアーに参加すると、鏡張りに着く前に前に真っ白な塩の大地でトリックアートを撮るのが定番なようです。

その写真を撮ってくれるのはドライバーです。日本人がiPhoneばかり持っているからかドライバーもiPhoneで撮影することに関してはかなり慣れていて、とりあえず誰かiPhone持ってないか、と要求してきます。

そしてそのiPhoneで撮影し、「AirDropでその場で皆に共有」がメジャーなやり方。普段はめったに使うことのない機能ですが、電波のない所で、しかも会ったばかりの人にも簡単に写真が共有できるこのAppleの革新的システムに唸ること間違い無し。Android派の方は後で電波のある所でLineなどを使って写真を貰う必要がありけっこうめんどくさいです。

当然ながらトリックアートの写真の質はドライバーの写真の腕にかかっており、結構あたりはずれが大きいのも事実です。

3.晴れすぎ注意

Daytimeの鏡張りはウユニの最も印象的な景色のひとつですが、あまりにも天気がよすぎて雲一つない青空の時がよくあります。そのような天気の場合、鏡に映るのはただただ青い空で何が映っているのかわからないだけでなく、ただただ白い大地の反射で猛烈に日焼けするだけで帰ってくることになりますので、天気の見極めは非常に重要です。

Daytime、Starlight+Sunrise、Sunset+Starlightのツアーにそれぞれ1回づつ参加した私の印象や、同乗した方々が行った話などを聞くと、

  • 前日雨が降った…翌日Daytimeツアー

  • 夕方雨が降った…夜からのStarlight+Sunriseツアー

  • 当日雲一つない青空…夕方からのSunset+StarlightもしくはStarlight

が最もよいコンディションに巡り合う条件のようでした。そんなに都合よくツアーに参加できるかはさておき、なるべく天気予報を見ながら参加する時間帯を選ぶようにしましょう。

4.ツアーをいっぺんに申し込まない

上記のように、天候が満足度を左右する一番の条件ですので、最初に全てのツアー日程を申し込むはのあまり得策とは言えません。時間のない方には無理かもしれませんが、前日の天候を見て翌日参加する時間帯を選択する、ぐらいがちょうど良いように思います。

5.天気の調べ方

ウユニ 天気」で調べて出て来るAccuWeatherの天気予報が外国では一番最も精度の高い天気予報のように思います。1時間毎の天気や日の入・日の出・月の入・月の出の時間まで詳細にわかるので月のない夜を狙っていくなら特に、こちらを使わない手はありません。

6.昼間は飽きる

ここから先は蛇足的情報です。

Daytimeのツアーはトリックアートで楽しんで、鏡張りで感動してとドライバーと同乗者に恵まれれば非常に充実度の高いツアーなのですが、人間感動ばかりもしてられないのでだんだん景色に飽きます。幸い同乗者はほぼ日本人ですので会話には事欠きませんが、少し間延びする感も否めません。そんなものです。

7.夜は寒い

当然のことのようですが、Starlight+Sunriseのツアーの場合、夜が明けるまでの時間は本当に寒いです。

最初の1時間ぐらいは皆肉眼で見える天の川に感動して写真を撮ったりしてますが、寒さには勝てません。殆どの人はある程度写真が撮れたら車の中で夜明けまで待機することになります。新月の夜の場合は参加者も多く、車も多数あるわ夜だし明かりもほとんどないわで自分の乗ってきた車がどれだったか、同乗者がどんな人だったのか覚えてないと車に乗れずに凍え死にです。この時間結構ヒマです。

8.焼ける

Daytimeのツアーは本当に日焼けします。顔はもちろん、首や耳も事前にしっかり日焼け止めを塗って参加しましょう。してないと焦げます。

9.長靴は争奪戦

長靴は全てのツアーで貸与されますが、なぜかツアー会社から車で5分ほど走ったところにある小屋で自分で選ぶことになります。

数が足りないことはないのですが、なるべく写真写りのよい長靴を選びたい女子と、なるべく服が汚れないように長い目の長靴を選びたい男子が入り乱れ、同じ時間の参加者が多い場合は特に争奪戦になるので、なるべく早く自分たちのドライバーをそこに向かわせるのが最初の戦いになります。

なおウユニでの写真は主役はあくまで自分ではなく景色であって、自分たちも結構遠目に写ることが多いため、長靴でそんなに絵が変わるわけではありません。

10.ツアーは埋まる

明日のツアーなのに自分たちが最初の申込者になる時があって、このまま2人ならチャーター代全部自分たち持ち?と心配になりますが、雨季の時期であれば当日出発までにほぼ埋まります。「深夜バスで朝到着してそのままDaytimeツアーに参加して、夜もStarlight+Sunrise行きます!」みたいな若武者達が必ず現れますので心配ご無用です。

さいごに

ウユニあるある。ツアー中、みんなサングラスしてるので同乗者の顔がほとんどわからないまま終わる。

お粗末!

Copyright © saruhack All Rights Reserved.