海外旅行でのAirbnbの使い方② Airbnbで失敗しない宿の選び方 チェックすべき10のポイント【ヨーロッパ編】

さて前回の記事で自称Airbnbエバンジェリストとして、海外旅行においてAirbnbがどんだけ素晴らしいかを説いたわけですが、今回はいざ宿を選ぶ時に有用なポイントを私の経験を踏まえてご紹介したいと存じます。

前回の記事はこちら。

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この1ヶ月間10箇所以上でAirbnbを使い倒して、めっちゃよかった宿や、ちょっと予想に反して…な宿ももちろんありました。

その辺を踏まえて、ホテルとは違うAirbnb特有の「ここまで調べて予約しようね」という痒いところに手が届く宿の選び方指南です。

なお、海外でAirbnbを使用する場合は基本的には英語ですが、「部屋の紹介」や「レビュー」が英語以外の言語の時は(英語も含めてですが)パソコンサイトでみれば直接Google翻訳で日本語にして見られるのでそれで大体の雰囲気はつかめます。

「私はそこにこれから滞在をおすすめします。」Let's go(ではいきましょう)。

リスティング(物件)のチェックポイント

1.十分な採光が取れているか

Window

ホテル等の宿に限らず、一般的な家やマンション、アパートに至るまで、「寝泊まりするところ」で一番大切な事は「日当たりの良さ」と「風通しのよさ」ではないかと最近思っています。

ただでさえ長期旅行者は洗濯物を干さないといけなかったり、たまには観光も休みにして宿でゆっくりする体を休める時もあります。

そんな時、窓からの光のない部屋は本当にストレスフルです。どんなに広くてキレイな部屋でも光が入らないと50点減点です。

これを見極めるポイントは写真で「大きな窓があるか」を確認するのはもちろん、「写真を撮った時間は昼間か」をよくよく確認することです。

夜間の写真の場合、採光が取れないことをごまかしている場合がよくあります。

さすがに「南向き」までは確認できません。

2.ベッドの種類は何か

Bed

宿の主役とも言うべきベッド。これはホテルでは絶対にないAirbnb特有の事象で、ベッドが「どんなベッドなのか」は特に注意して見ておく必要があります。

なぜなら、「ソファーベッド」の場合があるからです。その存在意義からもわかるように、ソファーベッドがある場合の部屋は見た目より狭くなります。

確認の仕方ですが、写真で判断してはだめです。

なぜかというと、写真で判断するとソファとベッドがあたかも違うもののように撮られていて、行ってみたら「同じものやん!」ということがあるからです。私も今まで何度かだまされました。

Airbnbのページには、実は写真以外でベッドの種類がちゃんと表記されている箇所があります。これが2通りありまして、良心的なパターンは以下のように

「このリスティングについて」の項目の中に「お部屋の紹介」としてベッドのタイプが表示されている場合です。

全てのリスティング(物件)にこの項目があればいいのですがどういう仕組みかこれがない場合があります。そういう時はこちら(下写真)のように

「スペース」の欄に小さく「ベットタイプ:ソファベッド」と表記があります。ソファーベッドしかない場合は後者のパターンが多いです。

さきほど注意したように、写真でも確認できますが、特に狭い部屋では部屋を広く見せるためソファーの状態の写真しか載ってない場合もあります。

行ってみてから「実はソファーベッドで広げると部屋いっぱいになる」なんてこともありますのでこのポイントは是非しっかり抑えてください。

3.キッチンの広さと設備は十分か

どうしてこんなレイアウトにしたの…?

自炊に重きを置いている方であればキッチンの設備も気になるでしょう。残念ながらこれに関しては写真でしか確認する術がありません。

「キッチンは広いか」「コンロが何口あるか」「コンロはガスなのか電気なのか(もちろんIHではありません)」「シンクの大きさは十分か」「レイアウトは大丈夫か」「シンクの位置が明らかに使いにくいところにないか」など写真で検討しましょう。

包丁やまな板、カラトリーの有無、鍋や食器の数などはほぼ運任せです。行ってみて包丁がない、まな板がない、なんてことはしばしばあります。我々は何度か経験したので、ついにマイ包丁とまな板を買いました。

逆に「これホストがほとんど住んでるんちゃう?」と思うような充実したキッチン設備の物件もたまにありまして、そのような場合は調味料やコーヒー紅茶などが充実している傾向にあります。

その場合は「節度のある使い方」をすれば問題ありません。

4.部屋の広さは十分か

Airbnbでは今のところホテル検索サイトと違って部屋の広さ(平米)の表記がありません。

親切なホストの場合は「宿の名前」か「リスティングについて、部屋の紹介」などのところに平米数を表記してくれています。

どちらにも記載がない場合は「スペース」の左側項目(部屋の数など)と写真、レビューで総合的に判断することになります。

写真ではすごくよかったけど行ってみてびっくりの「パネマジ」のようなこともあります。

上記「ベッドの種類は何か」と併せて注意してみることである程度つかめるようにはなってくるかと思います。何事もカンと経験が必要です。

5.エレベーターはあるか

+ stairs

これはヨーロッパに多いかもしれません。

ホテルでも「エレベーターなし」の所があるくらいです。街の中心部にあって値段が安い物件があれば結構当てはまることが多いです。

正直なホストであれば紹介文に「no lift」などど書いてあることもあります。書いてない場合はこれも多くはレビューから判断することになります。

エレベーターなしの場合は「ここはとてもパーフェクトだったぜ!ただひとつ、エレベーターがないことを除いてはね」みたいなレビューが大体の場合見つかります。

「アメニティ・設備」を開くと「ビル内にエレベーターあり」の表記がありますのでこれも確認しましょう。または最初から

こちらにチェックを入れて探せばこれに引っかかることもありません。が、エレベーターがないだけでその他は結構いい条件の物件があるのも事実です。何事もトレードオフの関係です。

6.エアコン(クーラー)はあるか

A/C

これもヨーロッパ特有でしょうか。

「冬用のヒーターはあっても、夏用のクーラーはない」という家(ホテルも)が多いです。

「短い夏はバカンスに行くからそもそも家にはクーラー必要ねぇ」ってことでしょうか。

「アメニティ・設備」でエアコンの有無が確認できます。レビューでも「とってもパーフェクトだったぜ!ただひとつ、A/Cがないことを除いてはね」のようなレビューが大体あります。

我々の場合はちょうど夏の終わりあたりからの季節に利用しているためあまり関係ありませんでしたが、夏場に利用するのであれば必須事項でしょう。

7.スーパーが近くにあるか

せっかくキッチンがあって自炊する気満々でもスーパーが近くになければ台無しです。事前にGoogleMapなどで確認しておきましょう。

ホストのチェックポイント

さてここまで調べつくしてもホストがいい加減だったり、あまりビジネス意欲のないホストにあたってしまうとまたいい旅の思い出はできません。

部屋の調べ方同様、「いいホストの選び方」も知っておかなければなりません。「敵を知り己を知れば百戦危うからず」です。

なお、Airbnbではレビューも多くてゲストからの評価も高いホストにAirbnbが認定した「スーパーホスト」という制度があり、これを選べばまず間違いないのでしょうが、この「スーパーホスト」になると既に予約がいっぱいになっているか、値段が見合わないかなのでこれ以外の方法でいいホストを見分ける方法を考えます。

8.レビューの数と内容

やはり最初に目に入るのはレビュー数です。星の数もありますが5段階評価で4から5ばかりなのであまり役にたちません。

今のところAirbnbでは「レビュー数が多ければいいホストである確率が高い」と言えるでしょう。またレビューには前述のエレベーターやエアコンなどのように「ホストにとって都合の悪い情報」が多々あります。

この都合の悪い情報をどれだけホスト側が自身で「部屋の紹介」で説明しているかもいいホストを見分ける方法です。

9.ホストの返答率と返答平均時間

私がとても重視しているのがページの一番下にある「返答率」と「返答時間」です。これが返答率100%、返答時間数時間以内であればほぼ間違いなくちゃんとしたいいホストです。

返答率が悪いと予約の申込を入れてから確定まで時間がかかったり、時には24時間返答なしで申込が自動キャンセルされたり、やっと予約を入れられたとしても質問を投げても返事がないなどもあるので大変です。

返答率が100%でなければゲストからの連絡をいくらか無視していることになるので返答率100%は最低条件と言ってもいいでしょう。

10.カレンダーで適度に予約が埋まっているか

レビューがある程度あり、ホストの返答率もよければ次はカレンダーでどのくらい予約が埋まっているか確認しましょう。いいホストであればいい感じで予約が埋まっているはずです。

また、Airbnbに登録していても現状ほとんど貸してないようなところもたまにあります。そういう宿は大抵カレンダーでみると予約が長期間にわたり入れられない状態になっているのでそういう物件は候補から外しましょう。

最後に

いかがでしたでしょうか。偉そうに書いてますがかくいう私も未だに半分以上は満足の行く宿に出会えていません。

お金を出せばそりゃいくらでもいいのはあるんでしょうが、やはりある程度値段を抑えた上でいい宿を選びたいのでどうしても「キッチンのレイアウトが明らかにおかしい時」や「ソファーベッド広げたら部屋のスペースがなくなった時」や「地上5階まで重い荷物を持ってヒーコラ運んだ時」もありますが、そういう時は「まぁ3,4日使うだけだしそんなこともあるよね」と思うくらいでテキトーに流せるようになれれば立派なAirbnbの使い手となれるでしょう。

次回はいざ予約を入れてから実際にチェックインしてチェックアウトするまでのAirbnbならではのポイントをお伝えしていく予定でーす。では。

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